院長深澤圭太
1995年神戸大学医学部卒業、2016年京都府立医科大学大学院医学系研究科修了。麻酔科の医師として、兵庫県下の病院や京都府立医科大学附属病院などで「痛みの治療」に携わり、研究発表や技術指導などにも従事。2019年開業。日本麻酔科学会麻酔科専門医。日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医。
「痛みのエキスパート」として
一人ひとりに合わせた治療を行います
ペインクリニックという診療科は、一般にはあまりなじみがないかもしれません。ペインクリニックは、「痛み（ペイン）」を治療するエキスパート。肩や腰、膝の痛み、帯状疱疹による痛みなど全身のさまざまな痛みに対し、神経ブロックを中心に薬物療法や運動療法などを組み合わせ、総合的な治療を行います。
私はこれまで麻酔科を専門に大学病院などに長く勤め、痛みに苦しむ患者さんの治療に携わってきました。その経験を生かし、専門性の高い神経ブロック治療をもっと身近に提供したいと考えたのが、当院開業の理由です。残念ながらわが国にはペインクリニックが不足しており、つらい痛みを我慢して過ごしている方も多いのが現状です。しかし痛みは我慢すればするほど治りにくくなるもの。短期間に、少ないお薬で痛みを軽減するには、早期に治療を始めることが肝心です。
超高齢社会の現代、すべての人に最後まで健康で痛みのない人生を送ってほしいというのが私の願い。痛みにお悩みの方は、ぜひ我慢せず早めにご相談ください。
質の高い神経ブロックを身近に
日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医が、丁寧に診察。さまざまな部位の痛みのお悩みに、幅広くお応えします。
安全性と確実性へのこだわり
麻酔の種類や痛みのメカニズムを熟知し、難しい神経痛などの専門的な治療も安全・確実に行えるよう努めています。
一人ひとりに合わせた治療を行います
当院では数十種類もの神経ブロック注射を用意しており、症状や部位に対応した適切なものを選択します。
極細針による痛みの少ない注射
注射時の痛みを最小限に抑えるため、極細針を採用しています。注射が苦手な方も安心してお任せください。
超音波やエックス線を使用しています
ほとんどの神経ブロック注射を超音波ガイド下やエックス線透視下で実施。治療の安全性に配慮しながら、確実な効果を狙います。
感染症対策を徹底しています
院内に空気清浄機を設置するとともに、清拭・除菌・清掃を徹底。スタッフの体調管理もしっかり行っています。
頭・顔面の痛み
頭痛には大きく分けて急性頭痛と慢性頭痛の2種類があり、ペインクリニックでは慢性頭痛の治療を行います。緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など、まずは頭痛のタイプを診断し、投薬治療などから開始。症状が改善しなければ神経ブロック療法を行います。また三叉神経痛、帯状疱疹、顔面神経麻痺など、顔面に生じる痛みや麻痺、けいれんといった症状にも幅広く対応しています。
首・肩・上肢の痛み
首や肩が重だるい、痛くて動かしにくいなどの症状は、多くの人が経験するものです。首の痛みでは頸椎椎間板ヘルニア、肩では肩凝りや肩関節周囲炎（四十肩・五十肩）などがよくある疾患です。いずれも原因や症状の強さは人それぞれ。まずは痛みを和らげるための装具の装着やお薬の内服を基本に行い、症状が強い場合は神経ブロック療法を実施します。
胸・背部・腰の痛み
胸やみぞおち、背中に痛みがある場合、肋間神経痛、脊椎圧迫骨折、胸椎椎間板ヘルニアなどが疑われます。帯状疱疹が胸などに生じる場合もあり、痛みを残さないためにも早めに神経ブロックで対処することがお勧めです。また腰痛の多くは原因不明とされ、特定は容易ではありません。当院では痛みのある部分だけでなく総合的な診断に努め、原因の根本解決をめざします。
下肢の痛み
足の痛みやしびれ、膝関節の痛みなどの症状は中高年に多く、変形性膝関節症や変形性股関節症、坐骨神経痛などが原因です。中でも50代、60代の女性に多いのが変形性膝関節症。加齢をはじめとするさまざまな要因から膝関節がすり減り、強い痛みを伴います。初期の場合、まずは生活習慣の見直しや運動療法から開始。症状の進行に応じて神経ブロック注射を行い、痛みの緩和を図ります。
全身の痛み
膝や腰、肩、首といった運動器以外で、痛みや麻痺、しびれなどの症状が全身に現れる疾患として、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛、複合性局所疼痛症候群（CRPS）、後縦靱帯骨化症（OPLL）などが挙げられます。中には明確な治療方法が確立されておらず、完治が難しい疾患もありますが、神経ブロック療法により痛みの緩和を図ることが可能です。諦めずにご相談ください。
ふかざわ痛みのクリニック
京都市営地下鉄東西線「二条駅」から徒歩4分
